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αの本能
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縋りたくなどないのに、助けてと手を伸ばしてしまう。
溺れたくもない快楽の中に、飛び込んでしまう。
与えられる刺激に、意識とは関係なく、身体は従順に反応する。
「我慢したって、かわんねぇんだよ」
悔しそうに歪む瞳が、オレを睨めようとする。
でもその瞳は、オレにとっての催淫剤に他ならない。
「今、オレに、抱かれてんの。お前は、オレの腕の中にいんだよ」
目の前の現実を否定するかのように、神田の瞳は、瞼の裏へと隠された。
瞳を閉じることにより、無かったことにしようとするかのように。
何時までも堪えていたところで、ただ辛いだけだ。
微痙攣を繰り返し、精液を搾り取ろうとするように蠢く孔に、さらに奥へとペニスを突き入れる。
「ぃ、っ……ぁあっ………っぁ、ぁ……」
奥を突く度に、小さく淫靡な息を零す唇。
濡れた唇に指先を這わせ、その口腔内へと侵入させた。
指先に触れた舌を弄ぶ。
引き抜いた指には、唾液がまとわり、いやらしく光っていた。
腰を掴み直し、ぶち破るかのように、荒いピストンを繰り返す。
「おらっ、イけ……っ」
ビクビクと震える身体に、より一層、奥へとペニスを捩じ込んだ。
「ゃっ……………ぁあああ」
びゅるっと弾け飛んだ神田の精液は、机の裏へと貼りついた。
「ぁ、……ぁ…ぅ……」
イったばかりの神田の身体に、追い討ちをかけるように、オレの腰は止まらない。
「ゃ……、ら……ぃっ、ら…ぃ……はぁ……」
イったから止めてくれと言いたいであろうコトは察していた。
だが、ここまで煽られたオレの身体が、止まるはずもない。
机の裏に貼りついた精液を掬い取り、神田の目の前で、指先に引き伸ばす。
「Ωでも、出るんだな……」
「ゃ………ぁ…、……」
恥ずかしさと、許容を遥かに越える快楽に、神田の内腿も激しく震えだす。
ラストスパートをかけ、下から突き上げるように、激しくグラインドさせる。
「ふぁ………ぁ、っ、ゃっ…………ぃっゃあっ…」
とろとろと溢れ出る愛液に、俺の陰毛までもが、ぐっしょりと湿らされていく。
「はっ…はっ…」
獣並みのオレの息遣い。
奥の奥に、吐き出したくて。
オレの子を、孕ませたくて。
理性は、欲望に…本能に、塗り潰される。
神田の髪を掴み、頭を引き上げた。
より奥へと放つために、腰を密着させた。
ぶるりと身体を震わせ、神田の中へと、精液を放つ。
満足感に、身体が、心が弛緩する。
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