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すべてを俺のものに
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片足を担ぎ上げ、奥まで犯しながら、神田の身体を裏返す。
「ひっ、ぅ…………」
思いも寄らない部分を抉られた神田は、喉を鳴らし、身体を引き攣らせた。
俺を誘う柔らかな尻に、指先を這わせる。
きゅっと握り込めば、神田のふくらはぎが、びくりと震える。
飲み込む孔を曝すように尻を大きく左右に押し開く。
とろとろに蕩けた孔は、旨そうに俺のペニスをしゃぶっていた。
「はぁ…………、すっげぇ…」
ぞくぞくと走る快感の波。
俺の視界は、神田の痴態に埋め尽くされる。
身体が包み込まれ、ふわりと押し上げられるような、無重力の空間に放り出されたかのような高揚感が俺を包む。
グラインドさせる腰に、神田の身体は、大きく揺さぶられる。
頸を隠すように伸びている髪は、うっすらと浮かんだ汗に貼りついていた。
神田の首筋に手を当て、髪の毛を拭い去る。
蒸発する汗に塗れ、ぶわりと香り立つ神田のフェロモンに、本能が揺さぶられる。
赤く色づく頸に、誘われるように唇を近づけた。
頸に柔らかな、キスを落とした。
焦り、頸を隠すように頭を上げた神田は、両手でそこを覆う。
「だ、め………、おね、が…、やめ………て…」
懇願する声色に、胸の奥が、ずきりと痛んだ。
『…Ωには、心がないって思ってんのか?』
九良の言葉が、脳裏に蘇る。
そんなこと、思っていない。
今すぐにでも、目の前の頸に牙を立てれば、番に出来る。
でも、こんな、なし崩しの状態で神田を番にしたくない。
しっかりと俺を認識させた上で、好きだと認識させた上で、番にしたい。
身体も、心も、すべてを俺のものにする……。
神田の身体を支配しながら。
奥の奥へと欲望を放ちながら。
俺は、神田のすべてを手に入れると、心に決めた。
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