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俺も触れたい
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九良は、何度となくキスを落としながら、俺の着衣を次々に剥がしていく。
「エロい身体……」
ぼそりと放たれる声と、俺の肌の上を滑る九良の乾いた手。
気づいたときには、俺は、丸裸にされていた。
目の前には、全くもって着衣の乱れがない九良の姿。
「狡いっ」
俺は、九良の着ているシャツの裾をぎゅっと掴んだ。
「見たい?」
楽しそうに、揶揄うように紡がれる九良の言葉。
悔しくなる。
揶揄われているコトに。
掌の上で踊らさているコトに。
負けてられないっ。
俺は、掴んでいたシャツを、九良の頭に向け、無理矢理に引っ張った。
「ぅお……っ」
俺の突如の暴挙に、シャツが色々なところが引っ掛かり、九良が声を上げた。
それでも、俺のしたいことを理解している九良は、なんとか身体を動かし、シャツから抜け出した。
目の前に見えるのは、鍛えられた張りのある胸筋。
吸い込まれるように顔を寄せた。
その胸許に軽く唇を押し当てる。
ふわりと唇を離し、上目使いに九良を見やった。
「見たいに決まってんじゃん」
「煽んじゃねぇよっ」
生意気……と、呟いた九良は、噛みつくようなキスをくれる。
キスをしながら、さわさわと俺の肌の上を滑る九良の掌。
触れられるところから、ぶわりと広がる快感の波。
俺も、触れたくて。
堪らず、大きく波打つ九良の腹に、手をついた。
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