アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
揺り起こされた獣
-
走らせた視界に映ったのは、部室の端の椅子に座り、普段通りに本を読み耽っている懐里の姿。
「懐里……?」
声に瞳を上げた懐里は、オレの顔を見るなり、はっとしたように、顔を歪めた。
読んでいた本は懐里の手を離れ、栞も挟まれていないそれは、勝手にパタリと閉じられる。
懐里は、弾かれたように鞄を探り出した。
オレは、バクバクとなる心臓に、ゆったりと懐里に近づく。
焦ったように鞄を探る懐里の手を、無意識に掴んでいた。
持ち上がった懐里の瞳は、オレを捉え、怯えの色を浮かべる。
「ぁ、………」
何かを紡ごうと開いた懐里の口に、オレは噛みつくように唇を重ねていた。
逃げ惑う懐里の舌。
「んっ……んっ、ふっ………」
逃げられるほどに、追いたくなる。
差し込んだ舌で、絡め取るように、懐里の口腔内を蹂躙する。
押しやりたいのか、オレの胸許に当てられた懐里の手。
その手は、いつしかオレのブレザーを握り、肩から背中へ動く。
懐里の手に従うように、オレはブレザーから腕を抜いた。
角度を変え、何度も何度も、懐里に唇を重ねた。
ちゅっ……ちゅくっ…、小さな水音が絶え間なく狭い部室に響く。
ばさりと音を立て、オレのブレザーが床へと落ちていった。
急き立てられるように懐里のシャツのボタンを外していく。
スラックスに差し込まれているTシャツの裾を引き摺りだし、直接、懐里の肌に触れる。
肌理の細かい懐里の肌が、オレの指先に吸いついてくる。
「はぅ………んっ…」
鼻から抜ける懐里の喘ぎ。
腹から胸へと撫で上げるオレの手に、懐里の身体が震える。
「はぁ…………」
唇を解放し、大きく息を逃がした。
とろりと垂れる繋がる唾液。
ベタベタに濡れた唇から吐かれる懐里の息が、熱く熱くオレを惑わす。
赤く染まった目尻に、とろりとした懐里の瞳がオレの獣を揺り起こす。
荒くたくし上げた懐里のTシャツの下から覗いた、存在を主張する2つの突起。
ピンクのそれは、オレを誘うように、色を増す。
懐里の前にしゃがみ込んだオレは、乳輪ごと口の中へと含み、じゅっと吸い上げた。
「ひぅ…………っ」
引き攣るような音を漏らした懐里は、腰を燻らせた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
70 / 224