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食べたい、刻みたい…抱き締めたい
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燻る腰を撫で上げるオレの掌。
擦り寄るように身体を撓らせる懐里を、椅子から下ろし、床へと横たえた。
びちゃ、じゅぷっ……絶え間なく響く、懐里を舐め、吸いつく音。
「ぃ………っ、くぅ……」
脇腹に突き立てた八重歯に、懐里が啼く。
ほんのりと赤くなる噛み後に、べろりと這わせたオレの舌の感触に、懐里の声が耳を犯す。
見えるところ総てに、舌を這わせた。
食べてしまいたい。
オレの腹の中に、収めてしまいたい。
触れられるところ総てに、触れた。
印を刻みたい。
オレのものに、してしまいたい。
誰にも見えないように、腕の中に、大事に抱き締めていたい……。
激しい独占欲が、オレの意識を本能で染め上げる。
うぅっと詰まる泣き声に、瞳を向けた。
ボロボロと涙を流す懐里に、理性が本能を押し退けた。
ふと冷静さを取り戻したオレは、身体を離す。
「懐…里、ごめ、………っ」
慌て退けようとするオレの手首が、懐里の手に捕らえられた。
「ちが……の。がまん、できな………」
はっと小さく吐かれた懐里の息は、これ以上ないほどに熱を帯びていた。
懐里は、スラックスを脱ぎたがるように、脚を擦り合わせた。
逃がすまいとオレを掴む懐里の手を、柔らかく剥いだ。
悲しそうにオレを見上げる懇願の瞳。
「脱がなきゃ出来ないでしょ」
懐里のベルトを外し、スラックスを剥ぎ取った。
グレーの下着が、ぐっしょりと濡れ、色を変えている。
懐里の腕がオレの首に回り、グッと引き寄せられた。
耳許で吐かれる懐里の息は、オレの体温すらも上げていく。
「挿れて……、イかせて…?」
懐里のエロい声が、オレの欲望を滾らせる。
艶やかな声に煽られたオレの本能は、簡単に理性を捩じ伏せた。
前を寛げ、臨戦態勢のペニスを取り出す。
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