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セックスに溺れる頭
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「ん?」
優しそうに首を傾げる男に、口を開く。
「力…、入ん……なぃ…」
床についている足もガクガクと震え始めていた。
「気持ちよすぎて? 挿れられただけなのに、イっちゃいそうなの?」
馬鹿にするように放たれる男の言葉。
どんなに貶されたとしても、おれは、それを否定できない。
腰から、背中から、身体中を撫で回すような痺れる快感は、力の伝達を阻止する。
「止めようか?」
両手でおれの腰を固定した男は、ゆっくりとペニスを引き抜いていく。
「ぁ、ゃ……ぃゃ…」
震えの走る手で、尻を持ち上げる。
ここで、止められるわけがない。
おれの頭の中は、セックスのコトしか考えてない。
気持ち良くなることしか頭になかった。
「止めるわけねぇじゃん」
くくっと詰まるように笑った男は、再び、ペニスを突き入れる。
「ぁんっ………」
乱暴に突き入れられた瞬間に、前立腺を抉られた。
「ここ、気持ちぃんだ?」
キュンっと締まった感触に男は、ほくそ笑む。
「んっ……ぁあっ、……」
ごりごりと抉られる感触に、身体が震える。
おれの口から漏れる甘い息。
「違うの?」
ずずっと、浅いところまで引き抜き、問う。
わかっているくせに。
気づいているくせに。
わざとに、問うてくる。
「ち、がわなぃ……」
物足りない感覚に、俯き頭を振るう。
壁についている手は、きゅっと拳を象る。
「どうして欲しい?」
腰からゆるりと這ってきた男の手が、おれの顎を捉え、顔を上げさせた。
無理矢理に振り向かされた顔に、男の優越感だらけの表情が映る。
「つ、いて……、気持ちぃとこ…、もっと」
ぐぐっと押し入ってきた雄々しいペニスが、おれの前立腺を、ごりっと押し潰す。
「んぁあ……っ」
仰け反る首に、口から放たれる淫らな声。
抑えようのない喘ぎが、閉じない唇から漏れていく。
「ほんと、やらしい孔だね。抜こうとするとさ、絡みついてきて……」
喋りながらも、ずるずると引き抜かれた、擦られる感触に背が粟立つ。
「挿れようとすると、もっと奥までって、うねって誘うんだよ」
わざとに、前立腺を押し潰すように奥まで突き入れられる。
ぞわぞわと這い上がる痺れに、内腿が痙攣する。
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