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納得がいかない言葉
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頬に触れていた帝斗の手が、首筋を通り、胸許まで下りていく。
「独りじゃ無理だろ?」
帝斗によって仕込まれた身体は、熱を持て余す。
真っ平らな胸を揉み込む帝斗の手は、私の欲望を煽り立てる。
自慰すらしていなかった。
シたところで、決定的な刺激が足りないその行為は、更なる欲を燻らせるだけだった。
「どうして欲しい?」
支配者の笑みを浮かべた帝斗は、答えの決まっている質問を、投げかける。
ひくりと引き攣る頬に、悔しさが滲んだ。
でも、腹底で蠢く熱を、そのままに帰るという選択肢は、存在しなかった。
「抱いて……、下さい」
視線を背け、納得がいかない言葉を紡ぐしかなかった。
「素直なヤツは、甘やかしてやるよ」
いやらしく頬から首筋を撫でる指先。
触れられていた感触を残す首筋に、するりと寄った帝斗の顔。
どくりどくりと脈打つ動脈に触れる唇は、しっとりと私の肌を焼く。
「………っ」
じわりと湧いた痺れる感覚が、首筋から身体中へと緩やかに燃え広がった。
緩やかに、穏やかに。
ただ触れられ、ただ口づけられ。
それだけなのに、私の身体は、昂っていく。
淫靡な雰囲気を纏っていても、がっつくような下品な空気は微塵も見せない。
15歳の若い身体。
有り余る性欲に理性を乱しても不思議ではないのに、帝斗は、私を乱雑に扱うことはなかった。
衣服の上から、やんわりと握られるペニス。
煽られた身体は、正直に反応を示していた。
掌から感じる私の反応に、くすくすと嘲るような音を混ぜた笑い声が耳に響く。
嗤っていた唇が、私の耳たぶに噛みついた。
「可愛いな……」
愛でるような音を立て、囁かれる言葉に、 ぞわりとした感覚が心を撫でる。
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