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私を窘める瞳
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「ふっ………ぅ…」
するりと寄った帝斗の顔。
その唇が、私の耳を食み、差し込まれた指先が、膨れ上がる前立腺をぐにぐにと押し潰す。
「イケ」
耳許で放たれた命令口調の言葉に、内側から煽られる射精感に、身体は素直に反応した。
「ぅ、ぁあ…………」
走り抜ける痺れに、私は顎を反らせ、小さく啼いた。
ペニスに絡みつく帝斗の掌へと、白く濁った欲望を吐き出していた。
はぁはぁと肩で息をする私に、追い討ちをかけるよう、帝斗はアナル中の指をうねらせる。
「ぁ……や、待っ………」
「お前だけが気持ちよくなって、終わるなんて、有り得ないから」
にたりとした笑みを浮かべた帝斗は、次は俺の番だと言わんばかりに、私に休む暇を与えない。
前立腺をぐりぐりと抉り押し潰される度に、ピリピリとした刺激が脳を駆け抜ける。
「ぁ、……あ、ふ…」
息を継ぐことすら儘ならなくなってくる。
半開きの唇からは、飲み込みきれない涎が、たらりと溢れた。
私の唇に、帝斗のそれが寄る。
「それは、…ダメ、です」
重なりそうな唇に、必死に手繰り寄せた理性で言葉を紡ぐ。
「大事な人のために…、取っておいて」
欲に塗れた、はしたない顔のままで紡ぐ言葉に、帝斗は嘲るように嗤った。
「生意気だな」
意図せず溢れる涙に、帝斗の唇が寄り、掬い取る。
「もっと乱れろ。箍なんて、外せよ」
ちゅっと小さくリップ音を立て、離れる顔。
憐れむような、叱るような、真っ黒な瞳が私を窘めている気がした。
ずるりと引き抜かれる指先に、名残惜しそうに、奥が疼いた。
私の身体を足先まで、ベッドの上に乗せた帝斗は、舐め回すように視線を這わせた。
外腿から足首まで指先を滑らせた帝斗は、私の足を左右へと押し開き、くっと片方の口角を上げた。
私の放った白濁を纏った帝斗のペニスが、ひたりと宛がわれる。
「お待たせ……」
くくっと詰まるような笑いを零した帝斗は、ゆるゆると私の中へと侵入する。
めりめりと押し開かれる感覚に、ちりちりと身体が焼かれている気がした。
「は、………はぁっ…」
押し上げられた空気が、腹の底から迫り上がり、吐息が漏れる。
抱きついてしまいたい。
地底まで沈み混んでしまいそうな身体を、引き上げて欲しい。
伸ばしそうになる両手で、枕の端を握り締めた。
私は、泣きながら、腰を振るう。
抉られ暴かれる身体に、抗うように頭を振るう。
自分の意思とは関係のないところで、身体が淫らにうねっていた。
今まで溜まっていた欲望を、総て吐き出すように。
身体の隅々まで、空っぽにさせられた。
何度も何度も昇天させられた。
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