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生徒会議
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放課後は生徒会議。
今日は生徒の身だしなみや不要物、校則についての会議だ。
「では一年のほうから報告をお願いします。」
「はい、僕が指導をすべきと思う生徒は一年D組の"神城 理來(かみしろ りく)"です。」
"神城 理來"ねぇ……。
俺はメモをしながら話を聞いた。
「この高校は髪の毛の色については黒や茶色など目立たない色と決まっています。しかし神城は今まで何度も何度も注意されているにもかかわらず金髪をやめようとしません。」
「また頭髪の問題か。では神城の頭髪の件については明日の挨拶当番のときにでも注意しておく。」
「はい、お願いします。」
生徒会議が終わって一年生が先に帰って行った。
残っているのは俺と颯斗だけだ。
「柊、こないだのことなんだけどさ。」
「ん?」
「飯食いに行くって言ったじゃん?今日とかどうかな?」
「………別に俺は大丈夫だけど?」
「ほんと?じゃあ今日は俺の奢りで!……あっ、でもなるべく安いやつにしてな?」
「あぁ、わかったわかった。」
「じゃあ行こっか!」
颯斗が生徒会室の電気を消して教室を出て行く。
俺は颯斗がいつもどおり接してくれていることに嬉しさを感じた。
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