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「優斗、何考えてるの…?」
いつもより低い声で優吾は言った。
まるで…俺を脅すかのように。
「…はひもかんへてはひよ(何も考えてないよ)」
怖くて咄嗟に嘘をついた。
大好きな彼氏に嘘つくなんて…なんてダメな彼女なんだろう…。
そう思うと悲しくなってきた。
「ふーん…そうだよね、優斗は俺の事だけ考えてたらいいんだよ?」
そう言うと優しく頭をぽんぽんされた。
それだけで俺の心は嬉しさに染まっていく。
きっと今の俺は凄くだらしない顔をしているだろう。
「んっ…優斗もういいよ、続きはこっちで…ね?」
そう言うと優吾は優しく俺のお尻を撫でてきた。
それだけで俺はイきそうになってしまうのだから救えない…。
「あ、俺も…優吾が欲しい…」
お尻をひくつかせて俺は優吾と目を合わす。
ああ、きっと俺は今欲望に孕んだ目で優吾のことを見ているのだろう…。
「はあ…なんでそんなに優斗は可愛いの…?」
「か、可愛いって…男に言う言葉じゃねぇぞ!!」
「え、何言ってるの?優斗は俺の彼女なんだから優斗は“オンナノコ”でしょ?」
「…え?」
あ、あれ?
そウだっケ…?
「あ…そっか、ごめん優吾、俺勘違いしてた」
…そうだよね、優吾の彼女の俺はオンナノコだよね。
「ううん、ちゃんと分かってくれてよかったよ」
そう言って唇に優しく触れてくる。
だけど次第に激しくなって…。
「…んっ、……あ…」
「ふふ、やっぱり優斗は感じやすいね」
「こ、こんな身体にしたのお前なんだからな!!」
「うん、そうだね…だから、一生俺と一緒に生きようね?」
「優斗をそんな身体にした俺が責任とるから」
「だから、俺から離れるなんて…許さないよ…?」
今日の優吾…ちょっと怖いよ…。
でも…。
「優吾から離れられるわけ…ないじゃん」
「俺…もう優吾が居なくちゃ生きていけないよ…」
そういった後、ちょっとだけ優吾が驚いた顔をしたからおかしなこと言ったかな…なんて思ったけど…。
少し間が空いて優吾は優しく笑った。
彼氏に言う言葉じゃないけど…凄く綺麗だった…。
「…俺も優斗が居ないと生きていけないよ」
「世界中の誰より優斗を愛してる」
「俺が優斗を一生幸せにしてあげる」
そう言って頬に手を伸ばしてくる。
その手の体温が気持ちよくて俺は無意識にすりすりとその手に頬を擦り付ける。
…実は結構優吾の言葉にきゅんってした。
そっ、か…オンナノコってこういう気持ちなんだ。
「うん…俺を一生幸せにして」
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