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回想とプロローグ
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それは突然だった…幼い僕には…父さんと母さんの離婚がどういうモノか判らなかった…ただ、幼等部の皆と離れて暮らすという事しか言われていなかった…
?「みっちゃん!またな…」
「うん♪約束したもん…あっちゃんと」
?2「あっちゃんだけズルい!!ぼくも…みっちゃんといるのに~」
?3「ミッチー…絶対に…また、遊ぼうね~」
?「このロケット…俺からの想いを入れてあるから…持ってて」
とあっちゃんは僕に…確実に偽物なダイヤモンドのロケットをくれるようだ…あっちゃんの大事なロケット…
「うん大切にするね♪」
母「みつき~行くよ~!」
遠く…いや、幼等部の入口から母さんの呼ぶ声がした…
「またね…皆…忘れないでね…僕、また、絶対に戻ってくるからね…( ノД`)…」
と言って…母さんの元に向かった…
そして、僕は母さんと…生まれ故郷とは…かなり離れた…所謂都会とも云える所に在る新しい家…に引っ越した…決して良いと言えるような家ではなく…ボロいアパートの1階部分だった…母さんは毎日朝に帰ってくる生活をしていた…僕は…小学2年生の時に…どうしてお父さんがいないのかを聞いたら…泣きながら…ゴメンね を繰り返すだけだった… 小学5年生の時に見たドラマで…僕の家は離婚したから父さんがいないのを理解した…それからは…母さんの手伝いを主にした…勉強よりも母さんが大事だった…
中学に上がったら…近くの八百屋でバイトをさせて貰えた…その給料で…少しでも母さんの助けになればと思ったからだ…初めての給料を渡したら…思いっきり…子供の様に母さんが大泣きした…すぐに近所の仲良くなった…おばちゃん達が何事かと…駆け付けてきたので事情を説明すると…おばちゃん達も泣いた…
僕は…ただ、何故か判らずいた…
そして、中学3年生最期の月に…母さんが倒れた…僕が通うための高校の学費を払うため…過労で倒れた…が、新たな事実を知ってしまった…母さんは元々身体が弱かった…中学の最期の月は母さんの側で付きっきりの看病をした…うちには…病院に入院する…お金がなかった…
だが、ある日…母さんの兄を名乗る人が現れた…警戒しつつも…その人を母さんに会わせると…母さんが泣いて…その人を抱き締めた
そして、その人が母さんをキチンとした病院に入院させる…ただ、そうなると僕が母さんに会いにくくなってしまうから…本来行く筈の高校ではなく、その人が学園長を務める高校に入れ…と言ってきた…僕は…迷わず母さんが第1だから…即座に…頷いて了承した…
でも、それが…僕の辛い日々の幕開けとなった
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