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…というのが、昨日俺が体験した本当の話だったりするわけで、
「あいかわらず、色々ぬけてるな…紫さん」
「まぁ、それがおばさんのいいとこでしょ」
「お前ら…他人事だと思って…」
「「まぁ、他人事だし。」」
高校1年の春。
入学当初の慌ただしさも過ぎ去り、やっと落ち着いて来たというこの時期にこれである。
毎度お馴染みのメンバーに昼休みという時間と教室の真ん中の方の席を借りて説明を簡単にする。
うちの母親の天然具合を昔からよく知る目の前の幼馴染み2人は苦笑いをしながらサンドイッチを頬張っていた。
「優の順応力の高さも見事だよな」
こっちが、古泉朔(こいずみ さく)。♂
元々ハーフだから髪も目も色素が薄いのが特徴で、小学校からの付き合い。
「優は順応力が高いっていうよりも事の大きさに気づいてないだけじゃない?」
こっちが、坂口蜜(さかぐち みつ)。♀
ミディアムに切り揃えられた茶髪に少しきつめの見た目が特徴的で、生まれてから現在に至るまでなんだかんだ一緒にいる。
さっきから話にでている“紫(ゆかり)さん”はど天然な俺の母親で“優(ゆう)”が俺の弟。
最後に、一応この物語の主人公になってしまったのが
俺、白鳥椿(しらとり つばき)♂である。
特徴?特徴は…
身長180㎝という高身長に超男前なイケメン。髪は染めてない…
とかかな?
蜜「さっきから誰に言ってるのか知らないけど…特徴全然違うでしょ。嘘言わないの。」
朔「正確には、身長165㎝のチビ。中性的な顔立ちのせいでよく女に間違われる女顔。髪は染めてないっていうのは間違いではないな。」
椿「バラすなよ!あとチビって言うな!!女顔じゃねーっっ!!!」
これが俺たちの日常である。
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