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日常崩壊前
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案の定、
転校生の牧原唯は
学校でもモテた。
理事長から任されてるとはいえ、
オレが行なっていることは、
ガードマンに近い。
「唯さんっ!今日お茶など、どうですか?」
「何ぬけがきしてやがるっ」
「そうだそうだっ」
ああ。
うざい。
なんでこう男たちはこうなのか。
女に飢えているなら、
共学の方へ通えばよかったのに…
など思いながら、
オレは牧原さんと、男の群れに立ちはだかった。
牧原さんも、唐突の男子の接近に驚いたようで、オレの背中の後ろへ隠れていた。
「はい。そこまで。怖がってますから、もう少し慣れてから話しかけてあげてください?いいですね?」
男の群れの中に
先輩もいたから、敬語で言い、
オレほ彼女の手を引いて教室まで連れて行った。
「ありがとう。坂倉くん…」
「いえ、仕事ですから。」
オレはそう言い、
自分の席へ戻った。牧原さんとはクラスが一緒らしく、身はれるから、問題ない。
しかし、しばらく、自分の時間がないのは厳しいかも…
少し疲れたオレは机で伏せて寝た。
授業中?
関係ない。
疲れたから寝る。
そんだけだ。
「委員長ー」
なんだよ、オレの睡眠を妨げるのは…
この声は…
朝霧か?
「なんだよっ!」
思いっきり叫ぶと、
先生から
「うるさいぞ、坂倉」
と、言われ、チョークを投げられた。
いた…。
朝霧はそんなオレを見て、
笑っていた。
もちろん、クラスのやつらや、牧原さんも。
はああ…
ため息が漏れた。
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