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帰ろうか。
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「…ん…委員長…」
「ありがとう。朝霧君」
軽く触れるだけのキスをした。
本当にありがとう。
少しやりすぎだと思うけどねwww
「もう、目、あけていいから。」
「…わかった。」
オレを抱き上げたまま工場から出て目を開けると
僕らの前に篠塚君がいた。
服が汚れていて、ところどころ、傷も見える。
「…篠塚君…大丈夫か!?」
「あ。委員長ー、へーきだよお?
少し油断しただけだしー?
それに、成君がお見舞いしてくれたしねー」
なんて言って、
ニッコリ笑う。
「それに、委員長は、僕らの大切な仲間だから、
傷つけるものは許さないよー」
朝霧もそう言っていた。
彼らにはオレの知らない深い事情と絆があるらしい。
そういうのっていいよな。
だって、オレは…
斗真達に裏切られたんだから。
結果、このザマだし。
二人いなかったら、
最後までやられてたし。
「…情けない…」
オレはそうつぶやいて、意識を手放した。
「…委員長、寝ちゃったねえ?」
「…しゃーないだろ…疲れてるし、あんなことあって、
気を張ってたんだろ…」
「…僕らのお姫様を襲うなんて、
ほんと、誰にケンカ売ってるんだか…」
「の、割には今回、やられてたがなー」
「っ…だって人数半端なかったんだよお?」
ホントは違う。
脅されたんだ。
これ以上すると、もっと委員長をひどい目に合わすってね。
だから、何もできなかったんだよ…
まあ。この話は、あえて伏せておくけどね。
僕らはアジトへと戻った。
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