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僕のせいだ。
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朝、インターホンが鳴った。
だれかと思いドアをあけると、
朝霧がいた。
「…どうした?」
やけに落ち着かない顔をしている。
それに、走ってきたのか、
汗をかいている。
「委員長!!
今すぐ来て!!」
「え?朝霧うあ!?」
そのまま手をつかまれ、
全速力で走り出す彼を僕は必死に追いかけた。
そしてついたのは、
「…病院?」
「…昨日、委員長を送った修が、
何者かに襲撃されたんだ。」
「え!?」
「修が倒れていた場所には、
制裁 と書かれた紙がおっていた。」
「…それって…」
「…多分牧原のヤローだ。」
「…田沼は?」
「命には別状ないけど、
目は覚ましていない。」
オレのせいだ。
オレが弱いから…彼らに頼ったから、
ターゲットがオレじゃなくて、
CROWNに向いたんだ。
病室へ行くと、
王人君が手を握っていた。
田沼は酸素マスクをしていた。
「…田沼…クン…」
ごめん…
オレが弱いから…
君に迷惑をかけてしまってる…
オレはすぐに病室から出て、
学校へ向かった。
「!?委員長!!??」
朝霧は僕を追いかけようとしたが、
「成!修の意識戻った!!」
その言葉で田沼のほうへ戻った。
それでいいんだ。
朝霧。
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