アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
連れ出す。
-
オレは、委員長と話がしたかった。
教室でも、避けられる。
今までは、オレらが隣にいたのに、今は、クラスメイト達が、委員長のとなりにいる。
あの牧原もそうだ。
ほんと、なんなんだよ。
イライラが収まらない。
こんな仕打ち、ありえない。
オレはバンッ!と自分の机を叩いた。
教室は静まり返る。
「おい。委員長。面かせよ。」
「……」
委員長は黙って下をむく。
その行為がムカついて、オレは無理矢理か委員長をひっぱり、教室から出させた。
「…へえ…」
と、牧原がつぶやいていたのは、
知らない。
無言の委員長をオレは一通りの少ない、階段の踊り場まで連れ出していた。
委員長を壁へ追い詰めてオレは言った。
「…なんなの…委員長。なんで、無視したりすんの?オレらのこと、嫌いになったの?」
いつのまにか、
涙を流していた。
情けない。
けれど、
オレは…オレらは、
委員長に救われたからこそ、
委員長に依存してる。
委員長だけが、
オレらの味方だったから。
だから、今の光景が信じられない。
なあ。
委員長。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
64 / 85