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不安
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旅館ーーーーー
「あらあら、社長さん。家の息子がお世話になっております。」
深々と頭を下げる女将さん。
「そちらの方は?」
「彩月です。」
「俺の恋人です。」
「ちょ!」
するとふふっと笑って
「お盛りですね。」
うわぁ、信じてるよ。
「あ、理緒さーん!」
「?あぁ、牡丹。」
牡丹?
「牡丹、挨拶しなさい。」
「あ、はい。こんにちは、中嶋 牡丹(ナカジマ ボタン)です。理緒さんの彼女です。」
え?彼女?
「馬鹿言うな、俺の彼女は彩月だ。」
じょ、冗談・・・だよね。
「彩月?誰?その子。」
「あの、僕です。双葉 彩月です。」
「え!?女なの!?」
「れっきとした日本男子です。」
「え!?理緒さんホモ!?」
当たってる。
「彩月だけだ。」
「牡丹、次のお客様がもうすぐ来るからお部屋へ案内しなさい。」
「はい。」
部屋ーーーーー
・・・広い!
「じゃあお幸せに~・・・。」
「あぁ。」
襖をそっと閉める牡丹ちゃん。
ーーーーー
「僕、ちょっとトイレ行ってくる。」
「あぁ。」
この時誰も知らなかった、この旅館に
彩月の殺し屋のメンバーが合宿している事に。
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