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ここは高い高い空の向こう──。
雲の上から街の一部始終を見ていた女神様が、側にいた小さな女の子に言いました。
「天使よ。あなたも見ていましたね?」
「はい、女神様」
「では、今からあの街で最も尊いものを2つ選んでいらっしゃい」
天使は「わかりました」と返事をすると、すうっと雲の上から街に降りていきました。
そのまま迷うことなく街のゴミ捨て場に入っていくと、ツバメの亡骸と、鉛の心臓を大事そうに手に取ったのでした──。
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