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裏切った・・・の?
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暗闇から姿を表した少年は、息を切らし、膝に手を当て息を整えることに努めた。
「ハアッ・・・ハアッ・・・」
やっと着いた・・・。ここは俺達のアジト。つっても使われてないボロ倉庫を俺達が改装しただけだけどな。俺達は、俗に言う暴走族だ。まあ、小数編成で最近、新人が1人入って合計6人で活動?している。
俺は、仲間が待っているだろうアジトの扉を開けた。
ギ、ギイーーーー
重い扉を軋ませながら開けた。
「やっほー遅れちゃった✩°。⋆⸜(*˙꒳˙* )⸝」
ん?なんか怒ってる・・・・?
扉を開けた先に待っていたのは、いつもの、俺の遅刻に対する呆れ顔じゃなくて、とても歪んでいた。そうだな、この歪んだ表情に感情の名前をつけて説明するなら、仲間たちの顔は、怒りに歪んでいた。そして、その感情は俺に向けられていた。
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