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寂しさを埋めるモノ
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「 で、俺の家に…俺んとこに来ちゃったってわけか 」
「 ごめん……うっしー 」
「 気にすんな。……レトルトの話をまとめると、お前がキヨに愛されてない感じがして怖くなった、ってことだな? 」
めちゃくちゃ簡潔にまとめるとそうだね。
なんて言って俺は笑うけど。
「 ……お前ら付き合ってそろそろ5ヶ月くらいだよな。夜の方はどうなの? 」
「 …っキヨくん最近、忙しそうで……全然。
触れてくれない。キスもしてくれない。
愛の言葉だって、全然くれないんだ。
それは愛していないのと同じでしょ?
だから、別れてきた 」
「 …なるほどね。じゃあ俺とすっか?溜まってるだろ 」
「 っでも!! 」
俺にはキヨくんが。その言葉をぐっと飲み込んだ。
「 別れたんだろ? 」
うっしーのその言葉を照らす月夜がいやに、煌めいていた。そんな夜の、ことだった。
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