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愛して欲しいのは誰__
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「 別れたんだろ? 」
そんな俺の言葉を照らす月夜は、何も知らないという顔で煌めいていた。
そんなとある日の、夜の出来事。
キヨと別れたから、溜まってるから。
俺はそれを消化してやるだけ。わかってるのに。
「 今から少しだけ、お前は俺のものな 」
なんてクサイセリフを吐くんだ。
____そう、本当に少しだけ。
キヨにLINEを飛ばしておく。レトルトに気付かれぬように。
『俺の家でレトルト犯してるから来た方がいいかもよ。』
これでいいだろ。嘘じゃないし。
「 ね、レトルト。知ってる?目隠しとかすると感度上がるんだって 」
「 っえ…?なにす…!! 」
レトルトをソファーに押し倒して、
昔使っていたネクタイで、レトルトの目を隠す。
「 や、見えな…や、 」
レトルトの着ている青いTシャツを下から上へ捲り上げる。と、それと同時に下も脱がせてやる。
「 レトルト、乳首すっげえ勃ってるよ 」
女性のような、ピンク色のそれがそり勃っていた。
「 かわいい…… 」
ソレに吸い付いてやると、きゅーっと音を立てて唇に乳首からも吸い付いてきた気がした。
「 レトルト、乳首あんま触ってもらったことないの?……1人でする時はだいたい皆下ばっかいじるし、乳首未開発なんだね 」
そう言って、俺は左乳首をガリッと噛んでキスマークを付けてやる。
「 ん、んぁっ、やっ、ん、は……!おれ、も、むり……うっ、し 」
「 え!?俺まだほんの少しだし乳首しか触ってねぇよ? 」
「 …~~~~~!! 」
レトルトの、声にならない声と共に、おそらく精液であろう液体が、レトルトから溢れ出した。
「 っ、は、うっ、し、ちくび、ちくびっ……だけじゃなくって、もっと…… 」
俺をひたすらに求めるレトルト。
それは、只__愛を求めている動物のようなものに見えた。
俺じゃなくたっていい。
キヨがいいんだろう、本当は。
俺が挿れたところで、キヨの名前を呼んでレトルトは達するんだろう。
それを考えたら__今度は俺が苦しくなってしまったな。
だって、俺もレトルトを愛しているから。
「 ……な、レトルト。お前は誰の愛が欲しいんだ? 」
「 …え? 」
「 お前にとって、愛ってなんだよ。触れてくれることか?キスをすることか?こうやって……未遂だけど、ヤることか? 」
何を言ってるのか、わからないという顔だった。
「 ……レトさん!!!うっしー……今すぐ、そこから離れて、目隠しも外して 」
ドアの開閉音が聞こえた、すぐあと。
襟足の赤い彼__キヨはそう言った。
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