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連絡
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パアッとヒナが顔を輝かせた。すごく可愛い。
「いいの?!ゆきたいゆきたい!!」
「カナ子さんにきちんとメールするんだよ」
「うんっ!」
早速ケータイを取り出してメールをするヒナを確認してから、俺も自分のケータイからカナ子さんにメールをする。ちなみにカナ子さんというのは、ヒナの母親の名前だ。シングルマザーでがんばっている、御多分にもれず見た目若々しい方である。
「ヒナ、夕食はどうする?」
うーんと小首を傾げたあとに、ヒナはお兄ちゃん作ってくれる?と聞いてくる。
「俺が?!」
「うん。ママにお兄ちゃんがジスイしてるんだよ、って言ったら偉いわねえ、あたしも食べたいわって前言ってたよ」
何気なく追い込んでくれんだカナ子さん!いやそれより!
「ファミレスか牛丼屋とかのほうがよくないか?」
ヒナは下を向いて考え、こちらを向くと、ぎゅうっと手を更に握りしめてきた。
「…めいわく?」
………降参。
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