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お泊り
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それからは健全なお付き合いが始まった。たまにメールをして、遊んで、お茶かご飯で解散。
キスはなかったけれど、俺は恥ずかしがるヒナの手を握って歩きたがった。大丈夫、俺とヒナの年齢差だと歳の離れたきょうだいにしか見えない。多分。
新作のゲームの話になった時にまた、状況が変わった。いわゆる進展だ。
「ヒナ、お兄ちゃんところに遊びにゆきたい!」
そろそろ言われるかなーと思って、部屋の掃除をしておいて、本当によかったと思う俺がいた。
「遊びに来るのは構わないけれど、この時間から?」
夕方はもう夜の時間、普段だったらヒナを家まで送ってゆく時間だった。
「今日、ママ研修でいないの」
そういや、聞いた気もする。土日で泊まり込みの研修があるからヒナは一人で、お留守番つまらない、て話。
「…………、うちに泊まりに来るかい?」
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