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俺はゆっくりドアを開ける。
坂『うらさん?どうした?』
なるべく優しく声をかける。
バッと目の前に出された坂田優と書かれたスマホの画面……は?
何かわからなくて脳内停止。
するとわけも分からないのにグサグサと刺さるうらさんからの言葉。
でもうらさんの涙を見てハッとして声をかける。
パシッ
痛々しい音を立てて手を払われる。
涙を流す前のうらさんの言葉、声があとから聞こえて、繰り返されて、苦しくて苦しくて、そんな苦しい思いの詰まった涙が頬をつたって床に落ちる。
右手に手汗が沸いて、
もうどうしようもなくてうらさんが1目見たくて…たまらなくなって前を見るともううらさんはいない。
もうどうでも良くなってボロボロと涙が零れた。
あぁダメ。
泣いたら、うらさんを守れるほど強くなれないじゃないか……
どうしてもうらさんが見たくて、Twitterのうらさんの自撮りを見るためTwitterを開いた。
すると
AV男優紹介
『〜〜〜』
【写真】
『〜〜〜〜』
【写真】
『〜〜』
【写真】
『坂田優』
【写真】
え?
は?w
お、俺?
ガクガクと震える指先を動かして、
【写真】のタグを押す。
坂『俺……じゃ、
ない。』
ホッとした。
でもよく見るとうらさんが見せてきた、人に良く似ている。
坂『まさか、この人が俺だと思ってる?』
((これは違うよ!))
そう伝えようとうらさんとのトーク画面を開く。
でもなにか引っかかるものがあった。
それは……うらさんからの苦しい言葉だった。
う『〜愛してもまたこんなことするの?〜』
まずうらさんの誤解をとかなければ、
言い訳だと思わせてしまう。
そう思うだけで言葉が溢れかえってメッセージに収めることが出来ない。
俺は悩んだ吸いに手紙を書くことにした。
小学生ぶりの手紙に緊張する。
汚い字でごめんね、うらさん。
そんな思いがよぎるが俺は書き始めた。
うらさんへ
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