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走って走って結局自分の家の前。
まァた逃げた!弱っちいのww
そんな自分の声が耳鳴りのようにキーンと聴こえる。
うるさい。うるさいうるさい!!
頭を横に振りしゃがみこむ。
すると聞き慣れた声が聞こえた。
?『うらたさん?どしたん?しゃがみこんでぇw子供かいなw』
グッと肩を惹き付けられる。
その声に安心したのかは分からないけれど、衝撃で涙が零れた。
う『まヒックま〜しぃぃ"グス』
し『うぉってな、泣いてるん?!うらたさん?!』
俺は肩を引き寄せられた瞬間志麻くんが倒れるほどの勢いで抱きついた。
俺の体は小さくて、すっぽりと収まるため志麻くんの胸の中で泣いた。
泣いて泣いて、全て忘れようとした。
また明日から昨日はごめんね?って言われて許す。笑って仲直りで手繋ぎ。
また、明日。大丈夫。
『明日』があるよ。
でも、そんな2人に明日なんて来なかった。
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