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《凛》
「もっと奥までしゃぶれって!!」
髪を掴んで、揺すられる。
男の股ぐらにひざまずいた格好で、僕は、施設の一人に、奉仕させられている。
グイッと、喉の奥にソレを入れられ、えづきそうになる。
「次は俺なー。」
同室の奴が言う。
えずきを堪えての涙が、自分の意志とは関係なく流れ落ちる。
「あぁー…出そう!」
いきなり引き抜かれ、顔に向けて射精される。
顔中が粘つく。
「何休んでんだよ!!」
次のソレが、喉の奥に突っ込まれた。
「俺は飲んでもらおうかなー。言っとくけど、吐いたらお仕置きな。」
「あ!ちょっと吐いた!このやろ!」
不味いし、到底全部飲み込めない…。
蹲ってると、背中に蹴りが入る。
「ヤバ!もう遅れるぞ!」
「ちっ!ここまでにしといてやる。じゃあな。」
……2人とも…学校へ、慌ただしく駆け出す。
……はぁ…。
蹲った姿勢から、ねっ転がった…。
……疲れ…た…。
飲み込まされて…吐きそう…。
顔が…粘つく…。
「……ごほっ…!」
あぁ…また…だ…。薬…。
吐きそうで、苦しい。
顔も洗わなくちゃいけない。
薬もと取って来なくちゃ…。
だのに…僕は、ただ…咳き込みながら…ぼんやりしてる…。
…明日は…面会日…だ。
面会日には必ず行くって、兄さんが言った…。
でも、兄さんは…今まで来た事が無い。
多分、明日も…。
そういえば、携帯も、閉まったまんま。
…だって…掛けるところが、ない。
兄さんの電話番号も知らない。
ひなの電話番号も、知らない。
うん…でも…
もし…知っていたとしても…
決して……掛けない…。
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