アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
『風邪ひいちゃったたぬきさん』*3
-
坂田side 〜スタジオにて~
「はぁ…」
最近うらさんの冷たい態度のことを考えると、知らず知らずのうちにため息をついてしまう。
「どうしたん、坂田?最近ため息ばっかついとるけど。」
そう言って僕に声をかけてきたのは志麻くんだった。
「ま、どーせ浦田さんのことやろ?
俺でよけりゃ相談のるぜ〜?俺もダテにセンラさんと付き合ってないからね〜!」
そうやった、志麻くんってセンラと付き合ってるんやっけ。
それなら、と思った僕は話し始めた。
「あのな、最近うらさんが俺に冷たいから俺に飽きちゃったのかなって…」
そう言うと志麻くんは
「はぁ?」
と、素っ頓狂な声を上げた。
「坂田、まさかお前気づいてないのか?」
「ん?なんのこと?」
志麻くんが変なこと言うから聞き返すと、
「そーかそーか…浦田さん坂田にも言ってなかったんやな…まぁその気持ちもわかるけど。」
なんてぶつぶつと呟きはじめた。
そしたら普通
「何?どしたん?」
って聞くやん!?そしたら
「いや坂田、お前は気にしなくてええよ。とにかく、浦田さんはお前に飽きたわけじゃないから安心しろ。」
って言われたんやで?そんなの気になるに決まっとるやん!
ということで僕は車に乗ってうらさんの家に向かった。
スタジオを出ていく時、志麻くんが何か言っていた気がしたけど、僕は気にせず出て行った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
56 / 85