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ペナルティ7
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「え~と…『HERO研究同好会』。 略して『H研究会』。 生徒会役員だったらそれぐらいは知ってないとね」
「ヒーロー…ですか?」
「あっ、今オタク集団だと思っただろう?」
「…………」
「『常に誰かのヒーローでいよう!』って志でボランティアを中心に活動してる同好会だ。清掃活動から商店街の雑用、近所の子供達の安全パトロールまで、毎日何かしらの地域活動をしてるよ」
周防さんの説明を高良が引き継ぐ。
「彼等は聖藍のイメージアップと地域住民との信頼関係を築くという使命を持って、日々活動している!」
「なんか高良が言うとすご~くうさん臭い…ヤな感じに聞こえる……」
「まぁ、とにかく…。 ショッキ-の3人は、 明日はそれ持って『H研究室』…またの名を『生物室』に行くように」
”またの名”じゃなくって”正式名”が『生物室』だろう!
心の中でツッコミを入れる。
「おい。“ショッキ-”ってなんだよ!?」
「”書記チーム”だから、”ショッキー”」
安易だ…安易過ぎるネーミング。
いっ…いや。
嘆くべきはそんなところじゃない…。
「今回のイベントは演劇部による書き下ろしストーリーに家庭科研究同好会の力作衣装、美術部による舞台装置に科学部による新兵器。 聖藍文化部が一丸となった一大スペクタルだ!」
舞台装置に…新兵器?
スペクタル……?
「ちょっ、ちょっと待ってよ! そのイベントって何なわけ?」
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