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ペナルティ11
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「H研究会のボランティア活動に関しては、聖藍学園のイメージアップが掛かってるから、学園側は全面バックアップ体制なんだ。そして協力依頼を受けた生徒は、いかなる理由があっても『聖藍に在籍する者』として、協力を優先するのが暗黙の了解になっている。 なんせ、親の危篤以外の理由では断れないらしい…。ちなみに、葬式は却下だって…。 まぁいくらなんでも、それは無いと思うけどね……」
「そうなんだよ! だから全身タイツがどんなに嫌でも、断る権利は無いんだよ~」
周防さんの説明に、森さんが情けない声を出す。
「ひぇ~。 俺、マジでラッキーだったんだ…」
「まぁ、幹もなんかしらの形で参加することになると思うけど…。 櫻木のアシスタントとか……」
「え!? 綾世さんも何かやるの?」
幹は打ちひしがれる書記局3人よりも、櫻木さんのことに興味が飛んでいる。
幹颯斗……お前はそういう奴だよ……。幹の世界は櫻木綾世を中心に回ってるんだよね…。
「櫻木の『護身術講座』はどこでも大好評だからな」
「そうそう。 櫻木くんの美貌を一目拝もうと老若男女、子供と女性限定なのに男まで寄ってくるんだよ~。 イベントの目玉みたいなもんだよね!」
「…人を客寄せパンダみたいに言うな」
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