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ヒマワリ 1
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こちらは『迷える子羊』SS集です。
是非、本編と共にお楽しみ頂けると幸いです!(*^^*)
☆ 高良・高1、佐久也・中3の夏休み。
*****
「あっち~~~~~~~ぃ」
真夏のクソ暑い、この炎天下。
俺は、お隣の古賀家で庭の芝生に寝転がっている。
高校の学生寮から帰省した夏休み。
いつも、入り浸って…。
もぅほとんど住み着いてしまっている一つ年下の、幼馴染の家。
そこで、俺たちは「草むしり」と言う名の親孝行をしていた。
で、あまりの暑さに中断…。
そしてじゃんけんで負けた幼馴染の佐久也が、アイスを買いにパシッている。
佐久也が戻るまでの間、俺も同じように太陽の下で耐えよう…。
一心同体! な~んて…。
「それにしても…日陰ねぇ~なぁ…」
太陽が真上にあって、逃げ場がない。
寝転がったまま、ふと視線を流す。
隣の我が家。
相庭家との、境界線である塀に沿ってズラリと植えられた、黄色い大輪の花。
塀の高さなど悠々と越し…「これでもか!」と、言わんばかりに顔を太陽に向けている。
ヒマワリ。
お前達は、太陽に向かって咲くんだよな…。
俺も、お前達みたいだ……。
「邪魔!」
「うげっ!」
予告もなしに、わき腹を踏まれる。
しかも、ヒールで。
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