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よい子にサンタはやって来る? 3
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すでに真っ赤な佐久也が、頭から湯気が出そうなくらいにさらに茹でだこのようになっている。
「ぷっ…はは。佐久ちゃんにプロポーズされちゃった」
とどめだ。
いつもは、すぐに憎まれ口を返す佐久也がフリーズしている。
俺は周りに人が居ない事を素早く確認して、佐久也の唇にキスをした。
唇が離れる瞬間にチュっと鳴ったリップ音で佐久也が我に返る。
「ちょっ…!」
「ごちっ!」
言って、佐久也に殴られる前に、家までの道のりをダッシュで逃げた。
玄関に飛び込み、大きな声で叫ぶ。
「ただいま!」
中から、由香さんと遥が顔を出す。
その後で、佐久也が飛び込んで来た。
「ちょっと、高良!…っと、ただいま」
佐久也が口から出かかった文句を、慌てて飲み込んだ。
そりゃぁね、由香さんと遥を前にして『あんなところでキスするなよ!』とは、言えないよな。
「二人とも、お帰りなさい!」
「どうしたの、佐久ちゃん。 顔が赤いよ?」
「えっ!?あの…えっと……」
遥の突っ込みに、佐久也がしどろもどろだ。
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