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流石に昨日のことは洋介にも言えなかった。
俺はベッドに倒れ込む。
「、、、、腰痛ぇ、、、」
相川さんはどこに行ったんだろ。
まじで、いろいろ聞き出さねぇと。
俺は左手を天井に向けて上げる。
手首には朝日を受けて光る赤いリング。
こんなものつけなくたって携帯にアプリ入れればいいのに。
まぁ、俺が嫌って言って逃げたら終わりだよな。
だからこれにしたんだろう。
「本当に動きたくない。
、、、痛い。凄く痛い。腰が痛い!
何なんだあいつ!急に来て、セッ、、、襲いやがって!!クッソ腹立つ!!絶対に殴って謝ってもらう!」
「誰を殴って誰に謝ってもらうの?」
「もちろん!あいか、、わ、さんを、、、」
「へぇ?僕を殴るの?」
俺が驚いて声の方を向くと、相川さんがドアの横の壁にもたれてコーヒーを飲んでいた。
「いえ!そんなことするわけないじゃないですか!!」
「そう。体、大丈夫?」
「大丈夫!!、、、、なわけあるか!!
腰痛いし、喉痛いし、お尻にまだ違和感あるし、わけわかんないし!!」
「そんなに叫ぶと、また喉痛めるよ。」
「っ、、、なら全部教えろ。
母さんたちに何を教えてもらったんだよ。安全に生きる方法ってなに。なんで俺なの。あんた親は?
なんで髪の毛白いの。何歳なの。リングをつける意味って何。全部、一から教えて。」
「うん。分かった。まずは朝ごはんを食べよう。
たまごサンドを作ったんだ。」
どうしようか迷ったけど、昨日の夜から何も食べてないことを思い出して腹がなる。
「食べたら教えろよ。」
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