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Nicebuddy
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それから、一週間猫空は空港にいた。
「次の便のね。」
由美子は、出発の便を確認した。荷物を預けに行く時、聞き覚えのある声がした。
「猫空!」
振り返るとそこにいたのは、犬井だった。息を切らし走ってきたのがわかる。汗を滲ませ犬井は、猫空の手を握った
「い、犬井…」
猫空は、犬井の行動に驚きながらも最後に犬井に会えて嬉しかった。
「猫空…はぁ…これ…渡したくて…」
犬井は、猫空を抱き寄せた。その様子に回りの人々はちらほら見るものもいた。
猫空も焦ったが犬井の走ったせいか心臓がバクバクと脈を打っていた。
「けん…じ…」
犬井の手は猫空の首にいきゴソゴソと何かを付けていた。
犬井が離れると猫空の首にはルビーのネックレスがかかっていた。
「これを…やっぱりなんか…その…」
猫空は、ネックレスを眺めた。それは、綺麗な上品な赤色の宝石ルビー
「…ってこれ絶対に高いやつだよね…お金」
こんないいものだとお金もかかると思った猫空は、犬井に聞いたが犬井は、内緒と自分の唇に人差し指を当てた。
「でも…」
犬井が、そう言っても猫空は気にしてしまう。
「じゃあさ…約束してこのネックレス、絶対に外さないといけない時以外ずっとつけて…」
そう言うと、犬井は優しく猫空の頭をなでた。猫空は、少し思うとこもあったが承諾した。でも、自分のためにもらった物はやっぱり嬉しかった。
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