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温もり 11☆
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息遣いや声から限界が近づいていることがわかり、シロの呼吸に合わせて速度を上げた。
「うあっ、ぁっ、あ、ッん…………っかり、さん……っ」
ああ、イライラする。
男の欲情を煽る女みたいな喘ぎ声も、ビクビク反応する開発済みの身体も、俺に助けを求めているみたいに揺れる瞳も、全部イライラする。
限界が近いのは確かなのに、一向に達する気配のないシロを見て最悪の想像をする。
「お前、まさか後ろじゃないとイけねぇとか言わねぇだろうな」
その質問に当の本人も火照った顔で首を傾げる。
今までそんな事気にしたこともなかったということだろうか。
こいつの反応などどうでもよく、己の性処理だけの道具。
そうか。
こいつは、普通のセックスをしたことがないのか。
普通の生活すら送ってこなかった奴が普通のセックスをしたことが無いのは当たり前だ。
愛情なんてものはない、ただ相手が気持ち良くなるだけの行為。
「……シロ」
「ぅ……?」
「してみるか、セックス」
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