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壊龍side1
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「お前なんかとっとと死んじまえばいいんだ!」
お母さんが死んでから、お父さんはちょっとおかしくなってしまった。今までは何も言ってこなかったのに、赤い髪と赤い眼に敵意をむけるようになった。
毎日暴力を振るわれた。気を失って倒れることもしばしばあった。その内無視されるようになったと思ったら、ある日急に親戚の人が来た。お母さんの葬式の時見たことがある人だった。
その人は最初優しかった。でも1週間くらいで軽蔑の目を向けてきた。赤い髪と赤い眼がやっぱり気に入らないみたいだった。俺が中学を卒業すると同時に「もう1人で暮らせるだろう。」と追い出された。
1人で暮らせるわけがないだろう。これから、どうしよう。
街中を彷徨い歩いた。雨なんか気にしてなかった。
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