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壊龍side5
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優牙が
「風呂はいってこいよ。そっちの扉の所にあるから。」
と言って、俺から見て左のドアを指さす。正直体はまだ湿ってて気持ち悪い。でも優牙より先に俺が入る訳にはいかない、と思って
「いや、優牙が先に入ってくれ。」
と遠慮した。しかし優牙は「俺仕事終わらせたいから」というあからさますぎる嘘をついてまで俺に入らせようとするから、まぁいっか、と思って風呂に入った。
風呂は広すぎず狭すぎず、くつろぐにはちょうどいいスペース。でも普段ぬるま湯に浸かっていたから、お湯は暑かった。優牙には「15分くらい浸かってこいよ」と言われたが10分も経たないうちにのぼせそうになった。もう上がろう、と脱衣所に行き置いてあった服に着替える。リビングに戻ろうとすると優牙の話し声が聞こえた。どうやら電話をしているらしい。
「別にいいだろ?過保護すぎ!兄ちゃんには報告だけするつもりだったのに。」
「壊龍。今音瀬壊龍。」
「分かった。」
相手の声は聞こえないが、どうやら電話の相手は優牙のお兄さんらしい。そして会話の内容は俺のようだ。やっぱり俺を預かることに反対されているのだろう。いつまでも甘えている訳にはいかないだろうし、これからどうしよう。
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