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白い箱で。
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あなたは、こんな言葉を聞いたことがあるだろうか。
友達の友達はみんな友達。
正直言って、その言葉は嘘だと思っている。
だって___俺には、友達なんて、そもそもの話居ないのだから__。
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目が覚める。
広い広いベッド、広い広い真っ白な部屋。
裸のまま、寝ていたようだ。
そして隣には、見慣れすぎた男の顔__。
「 フジ、起きた?おはよ 」
にこやかに笑う、その顔に隠された性癖は。
俺しか知らない、極上の秘密。
俺の手を取って、バックの姿勢で“また”挿れようとする彼。
「 うっ…しー、だめだっで、もう……飯、飯食うからッ…… 」
「 飯は後で食えるけどお前は今しか食えない 」
中に熱い肉棒がはいってくるのが分かる。
もう俺の穴の大きさは、すっかり彼のモノの形に変貌していて。
無理もない____だって、数年前からずっとこういう関係なのだから。
セフレ?そんな薄っぺらい表現じゃない。
監禁。軟禁。
そんな表現が正しいはずなのに、可笑しいように思えて仕方がない。
だってね。
俺は自分の意思で、この部屋にいるのだから。
「 だっ……うっ、う……あんっ…… 」
出し入れだけの単純な動作なのに、どうして上手い下手がSEXはこんなにハッキリしているのだろう。
それと相対に、ハッキリとしない意識をぺちぺちと頬を叩いて覚まされる。
「 フジ?トびそう? 」
「 って、いうか……いきそうっ……! 」
「 いいよ、イきな…お前は喘ぐのとイくのしか能がねぇもんな 」
酷なセリフを吐き捨てられるけど。
その一言が、ただただ俺にとって気持ち良くて。
俺は“また”、達して意識を手放してしまった___。
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「 っ、ん……… 」
目が、覚める。またここだ__白い箱。
見慣れた白い天井、黒い床、テレビにソファー、キッチンスペースに観葉植物。
そしてこの、大きなダブルベッド。
実に簡素な作りだ。
ふと、隣を見れば__そこにうっしーの姿はなくて。
ベッド上のスペースに置き手紙がある。
『仕事に行ってくる。今日もいい子にしていてね、フジ。いい子にしていたらご褒美を今日もたくさんやるから』
たくさんやる。そこにうっしーらしさを感じて、笑みがこぼれるけど。
本来ならば、笑っていい状況じゃない。
だって俺は、ここに5年ほどずっと____
監禁されているのだから。
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書くのが楽しいです…ね………
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