アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
第1夜-4
-
奏太がとりあえず何か飲ませろと言うので、コーヒーを二人分淹れた晴臣はテーブルにそれを置いてベッドに腰を下ろした。
「奏太、なんだよな?」
「そのつもりなんだが……自信、ないな」
元々の奏太は晴臣とあまり体格が変わらなかったはずだが、心持ち全体的に小柄になったようだ。
「昨日、何かあったのか?」
「会社のやつらと飲みに行って……別れた後、一人でバーに行って飲んでた。それで帰ろうと思ったら鍵を忘れたのに気が付いて晴臣に電話した。変わったことはなかったと……思うんだが」
さすがの奏太も頭を抱えている。
「うちに来た時はいつも通りだったよな」
「ああ。シャワーを浴びたから間違いない」
「てことは寝てる間にこうなったのか?……わからねー」
晴臣が首を捻ると、盛大に腹の鳴る音がした。
奏太が腹を押さえる。
「腹が減った」
「コンビニにでも行くか……どうしようかな」
「何がだ?」
「お前だよ。ノーブラで外歩く気か。……いや待てよ、ブラあったな」
部屋の奥に行くと、衣装ケースを漁る。奥の方からブルーのレースが出てきた。
「ほらよ。サイズが合うか分からないけど」
「なんでこんなものが出てくるんだ?」
「昔の女のだよ。詮索すんな」
受け取った奏太はおもむろにTシャツを脱いだ。
たわわに実ったバストが露になる。
「おい、馬鹿奏太!いきなり脱ぐやつがあるか」
慌てた晴臣が後ろを向く。
「ああ、すまない……どうせ俺なんだからそんなに気にしなくてもいいんじゃないか」
「俺は気にするの!」
ごそごそと後ろで着用する気配。
「晴臣、だめだこれ。よく分からんが小さい気がする。入りきらん」
「まじかよ。それEカップだぞ。……しょうがねーな、飯は適当に買ってくるから奏太はここにいろ」
「ありがとう」
立ち上がろうと前に向き直った晴臣だったが、奏太がまだ上半身裸のままで、再びどやしつけるはめになった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 25