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第3夜-5*
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シャワーを浴び終わった彼らは、ソファとベッドに別れて眠った。
深夜2時を回った頃だろうか。
奏太はふと目を覚ましてトイレに行きたくなった。
隣で眠っている遥を起こさないように静かに体を起こすと、トイレに向かった。
用を足そうとして、異変に気づいた。
ない。
男子の象徴たるアレが、ない。
代わりに妙に胸が膨らんで邪魔なくらいだ。
混乱しつつ頭に手をやると、髪が指に絡み付くほど長く伸びている。
もしやと思い鏡を覗くと、明らかに女性の形をした自分がそこにいた。
服が全体的に大きく見えるのは、自分が少し小柄になったからだろうか。シャツの胸だけがはち切れそうになっている。
動揺しつつも、頭のどこかは妙に冷静だった。
飲みながら話していた奏太の女装話、晴臣が見たという奏太が女体化した夢の話。
それらがあったせいでこんな夢を見ているに違いない。
ベッドに戻って寝よう。目が覚めたらきっと元に戻っているはず。
そう思って、静かに部屋へ戻った。
ベッドに横になろうとした時。
「おい奏太」
ソファから晴臣が起き上がっている。
しかもにやにやしながら手招きしている。
「やめろ、遥が起きるだろ」
「こっち来てくれたら静かにするよ」
「……クソッタレ」
足音を殺して晴臣の隣に腰を下ろす。
途端に、晴臣が奏太の頭を抱き寄せて唇を奪う。
「!」
「静かにしないと、だろ?」
髪を撫でながら口を封じる。
声をたてずに晴臣が笑っている。
「こんなに俺の理想どおりの女になるなんてなぁ」
奏太の胸に手を伸ばす。
「なかなかのボリュームで」
鷲掴みにしてもなお余るそれを揉みしだく。
「やめろ」
「やだよ」
時折妙な感覚が体を貫く。背中から下半身にかけて疼くような感覚。
「味見していい?」
「駄目にきまってるだろ」
「そっか」
奏太の答えに関わらず、晴臣はシャツをまくり上げ、乳房に舌を這わせた。
「~!」
思わず声が出そうになり、片手で口を押さえた。
「そうね、静かにしないとね」
晴臣はなおも舌で責める。
「こっちはどうかな」
唇をふと胸から腹へ移動したかと思うと、ジーンズと下着を一気に脱がせた。
「馬鹿!」
「しー」
思わず奏太が罵ると、晴臣が伸び上がって唇に指を当てて見せる。
奏太の両足を掴んで開かせると、その中心の花弁を舌でなぞった。
未知の感覚に思わず腰をよじると、ソファがぎしりと音をたてた。
「暴れちゃ駄目だって……」
言いながらも舌がぬるりと蕾を愛でる。
強烈な快楽に腰が跳ねた。
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