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Sexual intercourse through the victim ~Magic Marker Yoshimitsu side~
◆
-
「えっと、どこに置いたっけ。
確か…あー、あったあった」
俺が体を起こしている間にベット下の引
き出しの中をゴソゴソと暫くやっていた島
崎が取り出してきたのは見覚えのある容器。
あの日に島崎が岡本に使い、オレが島崎
に突っ込むぞと脅したピンク色のローショ
ン。
しかも、明らかにあの日より中身が減っ
ているのが生々しいというか…。
もしかしてコレを使いながらオレを思い
出して抜いたのか…。
「お気に入りだな、それ」
「お気に入りっていうか…あるからには使
わないと。
それにコレ使った方がミツも気持ちいい
よ」
…うん?オレ?
「待てよ。
オレは突っ込んでいいなんて、一言も言
ってないんだけど」
「ミツが嫌がってるのにそんなことしない
って。
ミツがいいって言わなきゃ俺は突っ込ま
ないよ。
それは信じて」
露骨に警戒して睨みつけるが島崎は首を
横に振る。
でも擦ってもないのに勃●する変態チ●
ポの持ち主の言う事なんて簡単に信じてい
いものなのか。
島崎はバカだけど、性欲旺盛なバカだ。
いつヘタレからケダモノにすり替わるか
わかったものではない。
「ミツは俺が怖いの?」
「怖いわけじゃないけど、島崎の性欲は見
て知ってるし」
ローション片手に寄ってきた島崎からち
ょっと距離を置こうとしたら不思議そうに
尋ねてきた。
言外に信用できないと告げる。
岡本にしていた時と同じように考えられ
たら困る。
「うーん…何て言ったらミツは安心してく
れるかなぁ」
島崎はない頭をフル回転させて悩んでい
るが、オレとしては変な事態になる前にさ
っさと済ませて帰りたい。
チラッと部屋のドアと放り出したままの
鞄との距離を目測で計ろうとした。
何かあったら即座に鞄を掴んで帰らない
とリアルにケツ穴が心配だからだ。
しかし島崎に手を握られて意識を引き戻
される。
「俺はね、ミツにエッチさせてもらえない
ことよりもミツに口聞いてもらえない方
が辛いよ」
トクンッ…
まるで大事なものみたいに手を両手で包
み込まれて、真剣な眼差しに見つめられて、
すぐには反応できなかった。
心の奥底を羽毛で撫でられたような心地
になって、不覚にも“少しだけならいいか
な”とか考えるなんて自分でもおかしいと
思う。
まずいという自覚はあった。
これ以上ここにいて島崎の目に見つめら
れて甘い言葉を紡がれたら、許してはいけ
ないところまで許してしまうんじゃないか
という予感。
でも一方で、それを望んでいるオレも確
かにいて、身動きが取れない。
まさにまな板の上の鯉。
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