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二次創作相棒〔もちろんフィクション、オリジナルエピソードです〕
特命ペダル②来訪の事由
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一息つけましたか?
はい。
おかげで自分がかなり取り乱してたことに気づきました。
そりゃあ取り乱すでしょう。
あなたの一番信頼する、相棒さんがいなくなったのですから。
なぜそれを。
なぜと問われるほどのことではないですよ。
あなたは17才ながら、相当に回る思考力の持ち主だ。
そのあなたが他者の知恵を当て込むとしたら、よっぽどの事柄でないと。
…。
いつ、いなくなったのですか。
インハイが終わってすぐです。
小野田が真波に競り勝って、俺ら優勝して…
そこから俺、青八木に会えてないんです……
僕はどう、言葉をかけたものか、困ってしまいましてねえ。
それは確かに大変でしたね。
で、どう収めたんですか。
一つ一つ説明していきました。
三日目に、自分が集団に沈んだことは覚えていました。
青八木君が迎えに来て、一緒にチームを追いかけた。
そこまでは。
なら青八木君がどうなったかも覚えてるでしょう。
記憶が違っているんです。
シンクロストレートツインで走った。
橋で広島県の代表と一騎打ちした。
箱根学園のエースと山で戦って、勝った。
そして。
小野田坂道君が、二年連続優勝を果たしたと…
わ。
それは…
真実は気づきたくないのでしょうね。
明日またくると言っていました。
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