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顔が近づいてきたと思ったら、慧都は顎に舌を這わせてきて、喉を伝って、鎖骨に辿り着く。
突然ズキンと痛みが走った。
「いっ……!」
こいつは、鎖骨辺りを思い切り噛んだのだ。
ビリビリとした痛みが伝わってくる。
噛まれた場所から血が出ているようで、慧都の唇には血がついていた。
それをペロリと舐める。
いちいち艶めかしいその姿に今は恐怖しか感じない。
そして、噛んだところを舐めた。
「っ…ぅ……」
そして、慧都は俺の身体を触り始めた。
どうして、こんなことを…
「なぁ…慧都は、俺のこと嫌いだったのか?だからこんなことするのか?それとも……」
慧都の手は服の中に入ってきて、突起を触り出した。
思わずその手を掴むも、構わず触れ続ける。
「それとも…?」
俺の力は、そんなに弱くないはず。
それでも手を離れさせることが出来ない。
それとものその先。
こんな状況であり得ないと思う。
でも、
「……それとも…俺のこと好き、なのか?」
触れられることは、ただただ擽ったくて、怖くて、それ以上の拒否は出来ないでいた。
慧都は俺のことを見て一瞬、ほんの一瞬だけ悲しそうな顔をした。
でも、その顔はすぐに愉しげな表情に変わる。
「どうだろうね?」
意味が分からない。
好きなら、そう言ってくれればいい。
でも、そうは言わないということは?
突起に触れている方とは反対の手が臍に触れる。
「な、にすんの…」
「気持ちいいことだよ」
そんなことを言ってくる。
「気持ち…良くない…」
「ふふっ、そうだよね。こっちがいいかな」
慧都は明確な意図を持って、そこに触れた。
もしかして俺、犯されるんじゃ…
漸く思考が整理されたところで、時に既に遅くて、慧都の手は下着の中まで入ってきていて、直接触れてきた。
「ひっ…や、やだ…慧都っ」
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