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自分の部屋にソファーなんてないからつい普段の癖で床に座る。
そんな俺を気遣ってか柊がふわふわのラグを買って敷いてくれたから全然痛くない。
お母さんに頼まれてる仕事を片付けようと鞄からパソコンを取り出す。
「相変わらず異常だ量だな…」
思わずふぅーとため息をついてしまう
ペロッ
「…応援してくれるの?」
いつも寄り添ってくれる動物たちの中で大型犬であるゴールデンレトリバーの茶々(毛が茶色だからって空良が名付けた)が頬を舐めてきた。
大丈夫だよ、俺にできることなんてこれくらいだけだし、
それにこれは約束だから。
そっと茶々の頭を撫でてパソコンに目をやる
今日中にやらなくればいけない仕事に没頭しているといつのまにか太陽が陰ってきた。
もう3時半過ぎか、正門まで歩いて十分くらいかかるからそろそろ片付けなきゃな。
テキパキとパソコンや資料を鞄に入れ飲み終わったティーカップを洗いに行く。
やるべきことやり終えテラスの出口まで階段を降りる
クゥーン、クゥーン
「みんなバイバイ鵜飼さんの言うことよく聞いてね」
足元にすりよって行くてを阻もうとするチョコ達を軽く抱きしめ歩き出す。
────「おい」
正門までの道をゆっくり歩いてるとドスの聞いた声が後ろから響く
振り返ると胸元のバッチの数的に二年生だろう3人が嫌な笑みを浮かべながら近づいてきていた。
「なにか御用でしょうか」
下手に挑発しないよう笑顔で話しかける。
「へー噂通り可愛い顔してんな〜
高校生男子にしてはちっこいし」
あっという間に大きい3人に囲まれ体が硬直する
「固まっちゃってどうしたのー?」
「でも一人で歩いてる君が悪いんだよ。いつものナイトくんたちはいないのかなー」
腕を掴まれ引き寄せられ、服を少し脱がされる
こんな誰がみてるかもわからない外でなにを考えてるのだろうか。
「抵抗しないってことはヤッてもいいってことなのかなー伊織くん?」
ニタニタした顔で言われ、ついこの間のことがフラッシュバックする。
お母さんが沢山の男の人たちを呼んで俺を好き放題させたあの日。
、、普段からよくあることだけどこの間は特に酷かった。
小さい頃からの刷り込みは怖いもので、こういう時抵抗しようにもできなくなる。
浅くなる呼吸を整えながらも笑顔を保つ。これは昔からの教え。怖がってる表情は絶対に作ってはならない。舐められるから。
「はは、じゃあ向こうの空き教室に行こうか」
無理やり手を引かれ手っ取り早く終わらすために大人しく従おうと足を踏み出そうとした時
「おいお前らなにしてる」
数時間前に聞いた声に俺含め全員が振り返る
コーヒー片手に威圧感たっぷりの目が先輩たちに降り注いでいた。
「、三澄……先生」
彼らが青ざめながら先生の名前を呟いた。
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