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俺の部屋はベッドに仕事机と椅子、本棚だけというシンプルなもの。
ここもたいして落ち着くところではないけど
「伊織様お夕食はどう致しますか」
「ーー今日はいいかな」
バソコンに目を向けながら尋ねてくる傑に返事をする。
「いけません、いつもそのお返事ではないですか。ミネストローネを用意しております。少しでも口に入れて下さい」
絶対最初から食べさせる気だった。全然お腹空かないし大丈夫なのになー
数分後傑が綺麗に盛られたそれを持ってきた。
───────────────
半分食べたところで俺の手は見事にストップしていた。でも俺にしてはちゃんと食べたほうだと思うんだよ?
隣にいる傑が怖くてちびちびとだがスプーンを動かす。
「…ふぅ、まあ、伊織様にしては頑張ったほうですかね」
見かねた傑が今日はもういいと食器を下げてくれる。
「ありがとう、美味しかったよ」
そう一言言うとまた仕事に取り掛かる。
深夜2時を回ったところでやってもやっても終わらない量にうんざりしてくる。
週の初めから徹夜とか世の中どうなってんのかな
とはいえ寝ろと言われても寝付ける
気はしないからいいんだけどね。
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