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灰色の瞳のとら猫のお話29※
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トラの好きが沢山募っていけば行くほど、心の中が、もっともっと、と欲しがった。それはメロンでも、缶詰でも、花束でも…ましてや、ゲーム機等でもない。
ただ、龍崎本人にしか満たせないもの。龍崎のことは好き。だからこそ、いない時が寂しかった。
「ぁんっ…!?」
龍崎に噛み付くようなキスをされる。トラの肌がざわついた。全身毛羽立って、腰が痺れた。
「…ぁッ…っ!、あッ…龍ざ…っはぁ!」
自分から、求めるように龍崎の首に自らの腕を絡めた。
舌がセックスしているかのよう乱暴に、絡まる。角度が変わり、唾液が混ざり、空気が無くなり、ビリビリと全身が痺れる。もっともっと、と足りない心が、先を求める。
「もっ…はぁっ!…んんっ…!」
龍崎が、唇を合わせたまま、トラの身体を抱き上げた。そのまま、ベットに下ろして、覆い被さりながら、自らの上着を脱いだ。
「はっ…ぁっ…あんっ…」
龍崎は、何度もトラの唇を貪りながら、トラの着ているロンTの裾をまくり、肌に掌を這わせる。
「…トラくん」
ふと、唇を放す龍崎。
「龍崎…まぁだー…」
とろりと溶けたトラの表情に、陵辱を煽られる。
「もっと、ちゅーしたいぃ…」
普段は、神秘的な瞳が、深く煮えている。
「いっ!?」
にやりと微笑んだ龍崎は、トラの乳首をつまんだ。ビクッと身体を跳ねさせる。
「あぁ、もう…ホント可愛いなぁ…」
龍崎は、髪をかきあげた。トラのズボンを一気にさげて、下半身を露呈させる。すでに、勃起している半身に、龍崎の理性はグラグラだった。ヘッドボードから、ローションを取り出して、トラの性器に直接かける。
「ひっ…ぁっ!」
温度にビクッと身体を跳ねさせる。そのまま、摘んだ乳首を親指でこすりながら、何度も弄る。
「だぁめっ!…あんっ!…龍崎っ、ちゅーしたいっ!」
いやいやと、首をふるトラを眺める。
「私もです」
そういって、唇を重ねる。
「んぁっ…!んんんっ」
拙い舌で、何度も龍崎の唇を舐る。こんなに可愛い小猫を今まで放っておいたなんて、なんてもったいないことをしたんだと、龍崎は後悔した。心が、締め付けられるような愛おしさを感じる。
「あんっ!ふッ…ひッ…ぁっ」
龍崎は、後孔に人差し指でつついた。トラは、もどかしそうに腰を揺らし、龍崎に性器を擦り付ける。龍崎が、トラの性器を掴むと、今度はトラが唇を離して、縋り付くような目線を向ける。
「龍崎っ…!だめっ…そこ触ったらぁ…んっ!ぁ出ちゃうから…っ触ったらダメだっ」
回らない頭で言葉を紡いで、絶え絶えに龍崎に言った。
「一回イった方が良いんじゃないですか?」
龍崎は、会話をしながら人差し指を奥まで入れる。ビクッとトラは身体を跳ねさせる。
「ぁあっ!だめっ…だめなのっ…!」
快感で潤んだ瞳は、美しくまるで宝石のようだった。
「なにが、ダメなんですか?」
性器を掴んだ龍崎の手をトラは掴んで抵抗していた。
「すぐ、出ちゃうからダメっ!」
ああ…もう、本当にどうしようもなく可愛い。龍崎は逸る心を必死に押さえつける。
「何がダメなのか言わないとわかりません」
後孔の指を二本に増やして、出し入れをする。
「ぁあっ!だめっ!」
いやいやと、トラは首を左右に振る。トラの性器を握った手から力を抜くが、龍崎は、そこから手を放さなかった。
「トラくん…可愛い…」
ちゅっと頬にキスをする。
「だって…龍崎と一緒にイけなくなるだろっ!」
ああ…もう、本当にこの人は…
何度、龍崎を煽れば気がすむのだろう。必死に押さえつけている理性が、馬鹿馬鹿しくなる。
「あんまり、あおんじゃねぇよ」
トラの耳朶を甘噛みする。耳元で、低く唸る猛獣の唸り声に、トラの肌が泡立つ。
「ひぁあっ!」
絹をさいたような声を上げた。龍崎は、トラの耳に舌を入れ、ぐちゃっという粘着質な音を態と立てた。
「逃げるな」
反射的に逃げるトラの耳朶を噛む。
「ぁああっ!龍崎っ!だめだっ!出るからっ!」
龍崎は、トラの手と一緒にトラの性器を掴んだ。大きく掴みながら、起立した性器を上下に動かす。いやいやと、トラは首を振る。
「気持ち良いくせに」
龍崎は、トラの性器をゆっくりと上下に動かしながら、後孔を動かした。
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