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2020年バレンタインデーの巻 6
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「…こんなに特別なヴァレンタインデーなら、
毎年プレゼントされても良いかも」
そういって、
トラの顎をすくうと、口の端をべろっと舐めた。
「なっ!」
くすっと龍崎は笑った。
トラは動揺して顔を赤らめた。
「私も味わっていいですか?」
トラは龍崎の思惑の全てを理解した。
龍崎から逃げられた事なんてないのに、
距離を取ろうとする。
「い、いや!龍崎!違うんだ!
これはシルベスターにもらったチョコレートだったんだけど、
歯が折れそうだったから、溶かして食べようと…っ!」
龍崎がチョコレートのボールに人差し指を入れて
それをトラの口に入れた。
「どうりで…ちょっと、外国っぽい味がすると思いました」
「…んぁっ」
龍崎の人差し指についたチョコレートを舐める。
「まだ、舐めます?」
ニヤリと微笑んだ龍崎は、
トラの口の中から人差し指を離して、
今度は中指と人差し指でチョコレートを多めにとった。
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