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オマケ
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寮への帰り道。
「それはそうと、意外と痛かったぞ、コレ」
そういって飛鳥は、俺がさっき引っ張って赤くなった頬を俺に見せた。
「…ちょっとやっただけじゃん」
「こんなに赤くするなんて、絶対ちょっとじゃないだろ、コレ」
「じゃあ、外に行って雨で冷やしてくれば」
俺は飛鳥の手を離すと、土砂降りな外を指さす。
「……はぁ」
飛鳥はそんな俺に小さくため息をつくと、離れた俺の手を再び握った。
「…行って来なよ」
「行かないよ」
「…雨は冗談。でも保健室に行って来て氷貰ってきた方がいいよ」
「それでも行かない」
「…なんで?」
「ヒナの手を離してまで行く必要ないし。」
「……馬鹿」
「馬鹿って…」
「大馬鹿」
でも俺はその飛鳥の言葉が嬉しくて、ちょっと強く飛鳥の手を強く握り返した。
ヒナさん。
あんたはもしかしてツンデレなんですかぁっ………!!!
…うん、ツンデレですよね(笑)
(by 志水)
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