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噴き出すようにヒヤさんは笑って、それから、俺に手を伸ばした。屋外で抱きしめられるのはちょっと恥ずかしかったけど、どうせ見る人もないし、ここじゃ外も中も一緒か。
「もー。なんだよ、はるき。可愛いなあ……。どしたの、今日」
「わかんない。ごめんなさい」
「…………」
頬に触れた、大きな手のひら。ヒヤさんの顔を見つめる。
何をされるのかわかって、目を閉じた。
キスをするのは、あの夏の日以来だ。
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