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恋人の長い睫毛が伏せられ、俺の性器に視線が注がれる。
「…ふ、」
「なに?声出して。興奮してんの?」
「バカふざけんな」
強がりも虚しく、好きな人に見られているというだけで気持ちが昂り、性器も完全に勃ってしまった。
「やっぱこういうの好きなんだ」
「好きじゃ…ない…」
「ふふ、ほんとに〜?」
恋人は俺の性器を包み込むように握ると、優しく揉むように触り出した。
「あ…あっ…、」
その手の上下の動きに合わせて声を漏らしてしまうことがひどく恥ずかしかったが、気にする様子もなく手はどんどん速く動かされる。
「もうダメ…」
快感を逃そうにも絶対に動けない拘束に、早くも心が折れそうになる。
しかし恋人は、悪魔のような笑みで囁く。
「まだ始まったばっかりなのにこんなんなっちゃって。これからが楽しみだね」
身体はビクビク跳ねるが、前には恋人、後ろには壁に阻まれ、ほとんど身動きが取れない。
「どう?やっぱり動けないと気持ち良さも増すの?」
「…これ、別にきもちよくなんてないから…っ!はやく、ん、やめ てぇ…」
嘘なんてついても見透かされるに決まっているのに、強すぎる刺激から早く逃れたい俺は考えなしに嘘をついてしまった。
案の定、恋人は不敵な笑みを浮かべて、手を離した。
「そっか。…じゃあ、もっと気持ち良くなれるようにしないとね」
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