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たまらなくなりそのまま手を動かして性器を扱く。
「はあ…っき、きもちぃぃ…ん、」
「あー、えっろ。こっちにもあげようか?」
そう言った恋人は、乳首を弄っていた筆に媚薬をつけ、今度は性器に垂らした。
「はぐ…っ!」
その効果を身をもって知っている俺は恐怖で息が詰まるが、すぐにそれを上回る期待で脳内が埋め尽くされてしまう。
「上も下も気持ちいいんじゃ、どうしような」
じわじわと媚薬が効いてくるのが分かった。
「…は、は…」
気持ちいい。媚薬に犯され壊れた身体も、自慰をしている恥ずかしさも、恋人が俺を見つめる視線も、全部ひっくるめて気持ちいい。
一心不乱に手を動かしていると、どんどん射精感が襲ってきた。
「びくびくしてる。いきそ?」
こくこく頷くと、恋人はラストスパートだとでも言うように、濡れた筆を乳首の先端に突きつけ、強力な刺激を与えてくる。性器を握る自分の手にも力が入ると、肩が一層大きく跳ねた。
「ひゃぅう、イ、いくっ」
どくどくと掌に熱を感じながら涙で目を潤ませる俺に、恋人は軽く、触れるだけのキスをした。
そんなんじゃ足りなくて、もっと、と唇を開いて強請ると、薄く微笑んで俺の望み通りにしてくれる。
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